
このようなお悩みはありませんか?
- 肩こりがひどい
- 腕が上がらない
- 頭や目の奥が痛い
- 腕が痺れていて重い
- 肩甲骨周りに違和感がある
肩に起こる症状・疾患
肩こり
日本人の多くが経験すると言われている肩こりですが、さまざまな原因があります。
肩こりによって他の部位にも不調が現れたり、日常生活や仕事にも影響が出ることもあり、かなり辛いですよね。
肩こりの原因を理解し、それに合わせた対処をすることで、肩こり解消の近道となります。
肩こりの原因
筋肉の疲労
デスクワークや運転などで、長時間同じ姿勢で座っていたり、肩を使うスポーツをしていると筋肉はどんどん疲労していきます。
その疲れが蓄積することによって、肩こりに繋がっていくのです。
運動不足
運動量が減ることにより、全身の血液・リンパの循環が悪くなり肩こりが起こります。肩を動かさないと関節が固まってしまい、筋肉が萎縮してしまうことが原因です。
眼精疲労
スマートフォンやパソコンの画面を長時間眺めていると目が疲れますよね。
目の筋肉が疲労することで、そこに繋がっている首や肩の筋肉にも、肩の凝りや痛みなどの影響が出てしまいます。
ストレス
ストレスを感じると自律神経が乱れることがあります。
自律神経が乱れることで、交感神経(心身を活発にするための神経)と副交感神経(リラックスするための神経)のバランスが崩れて血流が悪くなったり、体調に変化が現れます。
ストレスが重なると、不安や緊張を感じやすくなり交感神経が優位に働きます。
それにより肩に力が入ってしまったり血管が収縮することがあります。
ライフサイクル
ライフサイクルによる体の異常は女性に多くみられます。女性は月経や妊娠・出産などでホルモンバランスが崩れやすいです。
これにより、肩こりが出現したり、さらには冷えや気分の落ち込みなど、精神的な不調にも繋がります。
姿勢の悪さ、体の歪み
猫背の姿勢になっていたり、スマートフォンやパソコンなどで俯き姿勢が続くと、首や肩にかなりの負荷がかかります。
体の歪みは、骨盤、背骨、頸椎と全て連動しています。そのため、どこか一箇所が歪んでいると首や肩にまで影響を及ぼします。それにより肩にかかる負担が大きくなり肩こりに繋がります。
肩こりによる影響
顔色不良
肩こりが進行すると血流が悪くなります。
その結果、顔への血流も滞り顔がくすんだような色になってしまうのです。
さらに、代謝も悪くなるので肌トラブルに見舞われることもあるでしょう。
顔のバランス
人間の顔は元々綺麗な左右対称ではありませんが、肩こりによって顔の歪みがひどくなっている場合があります。
首の筋肉が歪んでいると、隣接している顔と肩にも影響を及ぼします。
また、歪みによって疲れているような顔に見え、老けた印象を与えることもあります。
肩こりの対処方法・予防
よく動かす
肩を回したり腕を大きく動かすだけでも筋肉は少しずつほぐれます。
肩こりの症状がひどい場合は、自分の動かせる範囲で構いません。
運動不足だなと感じる場合は、ウォーキングやジョギング、ストレッチを行いましょう。
全身を動かし血流をよくするということが大切です。
冷やさない
寒い時期になると肩を窄めて常に肩に力が入っている状態になります。
この状態を防ぐためにカイロやマフラーで温めることが大切です。
また、夏にエアコンが効きすぎている場合でも同様です。
羽織るものを用意したり、設定温度を下げるなどの対策をしましょう。
姿勢を変える
長時間同じ姿勢で作業をしていると、筋肉が緊張して固まったり全身の血流が悪くなります。
一区切りごとに席から立ち上がったり、周囲を歩くなどをしてずっと同じ体勢でいる時間を極力短くするように心がけましょう。
椅子に座っている状態でも、首や肩を回すようにしましょう。
湯船に浸かる
元々体温が低い場合、代謝が悪くストレッチや運動をしても血流が改善されないことがあります。
湯船にゆっくり肩まで浸かり、体温・代謝をあげるように心がけましょう。
血液やリンパが流れて肩こりも改善していきます。
四十肩・五十肩
四十肩・五十肩は、広い意味で肩関節周囲炎のようなもので、肩こりとは全く別物です。
加齢によって症状が出ることがほとんどで、文字の通り肩の周りのスジ・筋肉が炎症を起こしている状態です。
四十肩・五十肩は肩関節に症状が出るため、腕を上げるような動作をするときに自覚することが多いです。
- 電車やバスで吊革を掴むとき
- 洗濯を干すとき
- 髪の毛を洗うとき
- 高いところにある物を取りたいとき
- 着替えるとき
- 寝返りをうつとき
など、このようなときに肩や腕が動かしづらくなっていませんか?
四十肩・五十肩になると、痛みや動かしづらさから日常生活に支障をきたすこともあります。放っておいても改善する場合もありますが、ひどくなると関節自体が動かなくなってしまうこともあります。そのため、症状がある場合には早めに対処することが大切です。
四十肩・五十肩の症状
四十肩・五十肩には、急性期、拘縮期、回復期と段階があります。
急性期
炎症が起こり、痛みを感じ始める時期です。鋭い痛みが強くなり腕が上がらない、肩が回らないなどの症状が出てきます。
どの動作もスムーズにできず日常生活での問題が生じます。
ひどくなると、手や指を動かしただけでも痛みを感じるようになります。
拘縮期
炎症が治ってくると、肩関節自体が固くなり動かなくなります。
痛みはほとんどありませんが、可動域がかなり狭くなります。
回復期
回復期になると、痛み・可動域が徐々に回復していきます。
個人差はありますが、対症療法を行いながら経過を見ていくことで徐々に回復していきます。
どの時期でも、痛みを感じる動作はできるだけしないようにしましょう。
まずは炎症を抑えるために安静にすることが大切です。
四十肩・五十肩の対処方法
運動
四十肩・五十肩の改善方法のメインは運動です。
ストレッチや体操で関節をほぐし、痛みを和らげ可動域を広げます。
寝るときの姿勢
横になると腕の位置が下がり、肩の痛みが強くなります。痛みをできるだけ和らげ、睡眠の妨げにならないようにするために、寝る時の姿勢を変えてみましょう。
とはいっても、寝ている間に姿勢を保つことはできませんよね。では、できるだけ痛みの出る姿勢にならないような工夫をしましょう。
仰向けで寝る場合、痛みがある方の肘の下にクッションを置くと腕が落ちません。さらに、その方向に寝返りをうつことも防ぐことができます。
横向きで寝るときには、健側を下にして、背中側にクッションを置きましょう。
クッションを前に抱えるのも効果的です。
このように少しの工夫をするだけでも、寝ている間に痛みを感じることは少なくなります。
血行促進
温めて血行をよくすることで、痛みを和らげる効果があります。
湯船に浸かることや、温湿布、蒸しタオルなどを用いて患部を温めましょう。
冷やす
痛みがあまりにもひどく、患部が熱を持ってしまっている場合には炎症を抑えるために冷やすことが大切です。
湿布を貼るだけでも多少の効果があります。
ただ、冷やしすぎると血行が滞り筋肉が固くなってしまうので、冷やすことによって痛みが軽くなったらすぐに温湿布に切り替えましょう。
四十肩・五十肩の予防
筋肉をほぐして血行を良くするために、自分で簡単にできるストレッチをご紹介します。
肩甲骨のストレッチ
- ① 姿勢を正して椅子に座り両腕をぶらんと垂らす。
- ② 腕は垂らしたまま、肩だけをまっすぐ上げる。※肩が耳に近づくようなイメージで上げてください。
- ③ そのまま肩を下げる。
- ④ ②、③を10回程度繰り返す。
肩甲骨を上下に動かすことを意識しましょう。
振り子運動
- ① 少し前かがみになり、片手でテーブルなどをつかむ。
- ② 反対の腕をぶらんと垂らし、前後左右にゆする。
- ③ 10回程度繰り返す
力を抜いて腕を下げることがポイントです。腕の重さで遠心力がかかります。
痛みがある方は無理をしないでください。
痛みがない場合、重さのあるものを持ち同じように繰り返してみましょう。
肩の不調でお悩みの方は癒し手整骨院へ
当院では痛いところや悪いところだけでなく、何が原因でその痛みが発生しているのかをヒアリングを通して考えていきます。痛みの原因を根本的に改善していくことで、ご来院いただいた方が快適な日常生活を送れるよう、スタッフ一同しっかりサポートさせていただきます。